公益社団法人 長崎県公共嘱託登記嘱託土地家屋調査士協会

平成29年度 長崎協会だより

平成30年度長崎県土木部初任者(管理)研修の講師として

   去る5月24日、長崎県及び市町の今年度において土木部管理部門の初任者に該当する職員を対象にした研修の講師をさせて頂きました。

  その研修の一つの研修講座となっている「不動産登記法」について、道路等を管理するために必要と思われることを、1時間程度説明しました。

  主な内容は、道路区域の境界立会に必要な基礎資料の見方や取扱いなどです。

  今回の研修を受講された職員は約40名でしたが、専門用語が多いにも関わらず、熱心に受講していただきました。

P1000488.JPG

 

P1000489.JPG

 私自身、このような研修の講師は、初めてでしたが、会場が新しい県庁舎であり、私自身、初心に帰った気持ちで話ができました。

 日常の実務に少しでも活かしていただければ幸いです。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                 報告者 事業検討部会員 後藤 祐樹

出前講座

 当協会は、土地家屋調査士業務を通じて勤労観・職業観を育てるために小学校6年生を対象にした出前講座を昨年度に引き続き平成29年度も開講いたしました。

 出前講座実施箇所及び参加人員

 ・11月 6日 佐世保市立船越小学校(6年生27名)

 ・11月24日 佐世保市立山手小学校(6年生37名)

 ・11月27日 佐世保市立天神小学校(6年生48名)

P1000071.JPG

P1000080.JPG

 まず、教室で佐世保地区の小川 寛社員、前川賢一社員が、測量や地図を身近なものとして感じてもらえるように、「伊能忠敬がつくった地図」、「測量の基礎となる長さの単位1メートル」などについて、質問も交えながら分かりやすく、講義を行いました。

 また、GPS測量に関して、準天頂衛星「みちびき」を始めとするGPS衛星の位置をスマートフォンで確認しました。

P1000180.JPG

 その後、生徒たちは、グループ編成(1班4~6人)を行い、運動場に移動して測量体験を行いました。

P1000184.JPG

 学校名の図案を座標化した文字を子どもたちが「トータルステーション」を操作して、「ピンポール」の位置を指図しながら、文字の各ポイントを船越小学校、山手小学校では運動場に、天神小学校では体育館に復元いたしました。

P1000195.JPG

DJI_0072.JPG

 山手小学校では、長崎県立鹿町工業高校の先生、生徒7名に応援をお願いしました。当日は寒さにも関わらず生徒たちは、子どもたちが初めて見て・触った測量機器の操作方法や測量について、丁寧に指導していました。

P1000408.JPG

P1000419.JPG

 測量した学校文字の復元点をテープで結び、浮き上がらせた文字を見て、その成果に子どもたちの歓声が響いていました。

P1000463.JPG

 最後に復元点に子どもたちが立ち、記念写真を撮りましたが、記憶に残る特別な1日になればと願っております。

改めて、出前講座を実施させていただいた、小学校の校長先生はじめ教職員の皆様に感謝し、子どもたちのますますの成長をお祈りいたします。

P1000480.JPG

企画、準備、実施にご苦労された佐世保地区社員、協力して下さった他地区の社員、事務職員の皆さんお疲れさまでした。

                                                                                                   報告者 副理事長 杉山 末嗣

第10回 平成29年度 公共嘱託登記事務研修会

P1000014.JPG

   遠くは対馬から、県、市、町職員を含む140名の出席をいただいて、「第10回公共嘱託登記事務研修会」を平成29年11月2日にホテルセントヒル長崎で開催しました。

 この研修会は長崎県、長崎県土地家屋調査士会の後援を受けて、当協会が公共嘱託登記に関する知識の普及啓発事業として例年実施しています。

 宮脇 成芳 理事長は挨拶において「土地家屋調査士は、今日までの広報活動の不足と資格の特殊性・専門性から、官公署の皆様方にも正しく理解されていない一面があった。その最たるものに測量士との職域の違いがあり、どちらも測量を行うために解りにくい面があるが、測量士は建設や国土利用のための測量・調査、土地家屋調査士は、不動産登記のための測量・調査である。」旨の説明をいたしました。

P1000010.JPG

 研修は「①筆界の理論と実務について」当協会の事業検討部会員である各地区の土地家屋調査士が講師を分担して行ないました。

 まず、私が「公嘱協会の業務内容について」説明し、公益事業の一環として未登記建物の表題登記促進事業10ヶ年計画を策定し、長崎市立図書館、雲仙市役所本庁舎を実施していること等を紹介しました。

P1000028.JPG

 続いて、長崎地区の後藤祐樹 土地家屋調査士が「筆界の理論について」と題して、筆界とは、土地の地番界であり、登記法上の境界である等の講義をいたしました。

P1000030.JPG

 次に、実務の事例紹介を佐世保地区の長谷川英樹 土地家屋調査士が「地図について」と題して、世界測地系と日本測地系、地図に準ずる図面・旧字図・旧土地台帳等について説明をいたしました。

P1000035.JPG

 続いて、島原地区の前田明俊 土地家屋調査士が「現地との調整がなされないまま登記が完了している事例」と題して、「40年ほど前に実施された地籍調査地区では、当時の図根点も存在していない為に、地図から読み取る座標値はあくまでも参考値であり現地との調整が欠かせない」との経験した話がありました。

P1000046.JPG

 実務の事例紹介の最後に、諫早地区の早田博信 土地家屋調査士が「当初予定から作業量が大幅に増えた事例」と題して、境界確定業務で、現地と地図の相違で旧字図との照合が必要となったことや、筆界を決めるにはそれ相当の調査・測量が必要との説明をいたしました。

P1000052.JPG

 長崎地方法務局、地図整備・筆界特定室の土居勝利 表示登記専門官に「②筆界特定制度について」の講師をお願いしました。

 筆界特定制度とは、筆界特定登記名義人等の申請に基づき、現地における筆界の位置を特定する制度であること等について、詳しく説明していただきました。

お忙しい中、昨年度も講師をしていただきありがとうございました。

P1000059.JPG

「本協会は、対馬地区をはじめ9地区に地域に密着した体制が整っており、嘱託登記業務の疑問点について、お気軽に相談等、活用してください。」とお願いし、閉会しました。 

                                                                                                    報告者 副理事長 杉山 末嗣