公益社団法人 長崎県公共嘱託登記嘱託土地家屋調査士協会

平成22年度 長崎協会だより

新人社員研修及び幹事社員研修の報告

 去る、平成23年6月4日 午前10時より長崎協会の会議室にて平成22年度に入会された新人社員を対象にした研修会を開催しました。
新人社員 6名が参加され、研修会課題として「協会の組織について」から始まり、「業務に関する規則」、「行政の会計年度と業務履行の関係」、「業務処理における行程管理」について研修が進められました。
質問などもあり、和やかな雰囲気の中で研修を終える事ができました。

午後からは、幹事社員を対象にした研修会が長崎県勤労福祉会館に於いて開催されました。
県下各地から1~5名の参加がなされ、30名程度の研修ですので幹事社員の積極的な姿勢が感じられる意見もあり、県下各地の情報を知る場ともなったと感じました。
研修課題については、「業務処理規則について」、「業務委任内規の改定について」、「業務処理の行程管理」、その他でした。
初めての試みとしての幹事社員を対象にした研修でしたが、質問も多く研修時間が不足した事もあり、今後の反省点も見えてきました。
新人社員研修と幹事社員研修が終了後、懇親会の席へ移り理事、幹事社員、新人社員が一堂に会しての宴席でしたが、和気あいあいと情報交換や互いの近況報告などされていました。
今後も、協会の目的を達成していくための研修を継続していく予定です。

報告者 総務部 宮脇成芳

研修の様子

ネットワーク型RTK-GPS観測研修の報告

 平成22年11月25日に大村市役所横の補助グランドにおいて、公嘱協会に在籍する大村市、東彼杵町、川棚町、波佐見町の社員が、ネットワーク型RTK-GPSの研修会を開催しました。 参加者は実務においてネットワーク型RTK-GPSを利用されている会員ばかりですので、基本的な操作は皆さんお手の物でした。

 

このネットワーク型RTK-GPSはリアルタイム測位といって、GPS衛星からの電波を受信しながら、補正データーを通信回線により取得して 世界測地系による座標値を現場において確認できる測量方法であるため、土地家屋調査士の業務には適したツールとして、近年定着している測量方法であります。

 

今回の研修課題は、ネットワーク型RTK-GPS観測に関するこれまでの経験を生かし、トータルステーションによる成果との整合性が一番高い観測方法はどのような観測方法なのか?  安定した成果を得る観測方法は? について調査士同士で実際の観測や成果の分析を行い、新たな発見を試みる研修会となりました。

報告者 総務部 宮脇成芳

公共嘱託登記制度25周年記念事業報告
(大村市役所庁舎の建物表題登記)

 公共嘱託登記制度25周年記念事業として、当長崎公嘱協会は、大村市役所庁舎の建物表題登記の嘱託登記を大村市内の社員により、無償で実施いたしました。
市庁舎の登記完了証を含む成果品は、去る平成22年7月2日、大村市長室において、峰理事長より松本市長へ手渡されました。
松本市長からは、大村市役所庁舎が法務局の建物所在図にランドマーク的な建物として明示されたことに感謝の言葉がありました。

峰理事長と松本市長

大村市庁舎の概要は、鉄筋コンクリート地下1階付4階建で附属建物が3棟、延べ床面積 10950.46m2もあるため、大村市内の社員総動員により調査測量が実施されました。
普段は、立ち入る事ができない地下室、機械室、塔屋、屋上などを調査し、市役所庁舎の全貌を知りえた社員も多く居たようです。
官公署の建物を登記する事により、その地域における建物の位置を特定する際の目印になり、登記記録の公示性が高まる事が考えられます。
国民にわかり易く、利用し易い登記制度のためにも今後、多くの官公署の建物の表題登記がなされる事を期待します。

大村支所の社員総動員による調査測量