令和元年11月24日(日)10時から12時まで福江小学校体育館にて小学生を対象にした出前授業を調査士会五島支部と公嘱協会五島地区の合同で開催しました。当日は雨となりましたが小学生21名、保護者14名と多数ご参加いただきました。
まず、吉田隆正地区長による講義「土地家屋調査士と測量」が行われ、土地家屋調査士の説明に始まり、人に対する戸籍と土地に対する地籍など対比しながら、登記、測量について座学を行いました。
次に、測量実習として「目測及び歩測による距離当てクイズ」を行いました。生徒さんの1歩の歩幅を測定し目標までの距離を歩いて測定しました。13メートルの距離に対し13メートル50センチと誤差45センチとかなり正確な数値を出した生徒さんもいました。
また、「ドローン飛行実習」を行い、土地家屋調査士業務で使用しているドローンの操作を一人ずつ行いました。ラジコンのようなドローンには興味があるようで歓声を上げながら操作を行っていました。途中から雨も上がり、外での飛行操作をすることができました。
測量を行う場合のメイン作業である境界点復元測量を模した「福小」の大文字を作成しました。タブレットの「何センチ右、何センチ後ろ」などの指示に従いながらプリズムを移動させ復元ポイントにテープを張ります。
最後に全員でドローンによる記念撮影を行い授業は終了となりました。生徒のみなさんや保護者の方に土地家屋調査士という職業を身近に感じていただけたかと思います。
報告者 五島地区副地区長 川崎 勝
去る5月18日、長崎県土木部管理部門の初任者に該当する職員を対象にした研修の講師をさせていただきました。
その研修の一つの研修講座となっている「不動産登記法」について、1時間程度説明しました。
今回の研修は、新型コロナウイルス感染予防のため、長崎県庁及び各地方機関をテレビ中継する形式で開催され県下40数名の職員の方が受講されました。例年とは異なる研修でしたが、受講生の方々からは、「登記」について、過分なる感想をいただき、少しは理解していただけたものと喜んでいます。
私自身、このようなテレビ中継での研修の講師は初めてでしたが、将来的にこのような形式が主流になっていくのかなとも感じました。
今回の講義が今後の適正な業務に少しでも活かしていただければ幸いです。
報告者 理事長 宮脇 成芳
令和2年6月24日、当協会の令和元年度未登記建物の表題登記促進事業として、島原市役所の新庁舎を実施し、成果品の引渡式を行いました。
この事業は、地域のランドマーク的建物である市役所庁舎を登記することにより、これをきっかけに、法務局の建物所在図に明示され、民間の建物表題等の一層の促進が図られます。
その成果で、建物所有者及び構造や建築時期が特定でき、固定資産情報が得やすくなることや、空き家等対策への取り組みに繫がることが期待されます。
出席された古川隆三郎 島原市長は、「新庁舎は、防災拠点に加え、市民に開かれ、憩いや協働の場となるなど市民が気軽に利用できる庁舎です。」と挨拶され、当協会島原地区社員が測量・登記を実施したことに謝意を述べられました。
当協会として、新庁舎の形状が一方から見れば船の形、正面からはお城の格子がイメージされ、その曲線の測量の難しさはありましたが、記念すべき建物表題登記の機会に恵まれたことを誇りに思っています。
理事・島原地区長 林 茂